ビールでいただきます!

ビールでいただきます!
- 大田垣晴子
- ソフトバンククリエイティブ
- 1050円
livedoor BOOKS
書評/グルメ・食生活

ビール大好きな僕としては、何をおいてもこの本を読まなくてはならない!と燃える気持ちで本書を手に取った。
夕食を食べながらビール、天気のよい休日は昼からビール、週末に友人とバカ話をしながらビール、球場で野球観戦しながらビール、テレビで野球観戦しながらビール、岩盤浴に入った後のビール、ブログを更新しながらビール。ビールは、生活のいたるところにシュワーッと染み込んでくる。そして、飲んだビールは五臓六腑に染み渡る。
きわめて個人的なことだが、飲み屋でアルバイトしていた学生時代に縁あって、キリンビールが飲食店向けに開催する「ドラフトマスター講座」を受講し、晴れて「ドラフトマスター」の称号をいただいたり、創業100周年を迎えるにあたっての企画「日本のビールのさきがけ」に参加し、日本で初めて製造されたビールを工場で試飲させていただいたりと、どうも僕はキリンビールとの相性?が良いようだ。
そして本書、「ビールでいただきます!」は、キリンビールのWebサイト「キリンビール大学」から出たものなのだ。
著者の大田垣さんといえば、新聞や雑誌などでよくイラストエッセイが掲載されており、名前は知らなくともきっと誰もがその作品を目にしたことのある画文家だ(実際、僕も著者の名前ではピンとこなかったが、イラストを見て「あぁ!この人か!」と思った)。
本書「ビールでいただきます!」は、キリンビールビール大学食学部の大田垣晴子教授(!)が現在もWebで開講している講義をまとめたもの。
「講義」と聞いても、学生時代を思い出して苦い顔をする必要はない。
本書は料理についての大田垣教授によるマンガエッセイ・・・じゃなかった講義が35本と、ビールについてのちょっとした知識をつけることのできるコラム「ごっくんパラダイス」が24本という内容。
前書きで大田垣さん自身が「ビール片手にのんびりとお楽しみください」と言っているように、ゆる〜い気持ちで読んでいるうちにビールを飲むのがより楽しくなる本に仕上がっている。
「必修講座」として取り上げられている料理のいくつかを挙げてみると、枝豆、焼き鳥、焼き肉、ギョーザ・・・と、この料理を食べるにあたってビール抜きというのは拷問に等しいのではないか!?と思えるほどにビールと相性の良い料理が並んでいる。
それと同時に、「ピリッとさっぱり! ナスの甘酢炒め」「スタミナチャージ! シンプル酢豚」など、ビールに良く合いそうな簡単にできる料理も紹介されている。
まあ、簡単レシピの中に「ビアカクテルをつくろう」と気軽に呼びかけながら紛れ込んでいる「ビール大学スペシャル」はヤバそうだ・・・。どうヤバそうかは読んでのお楽しみ、ということで。
本書のコラム「ごっくんパラダイス」でも書かれているが、ビール好きの方ならぜひ、ビール工場の見学に出向いてみてほしい。
小学生の頃の社会科見学の気分に浸ることができてワクワクするし、ビールがものすごいスピードで缶に詰められて、缶の底に賞味期限が印字されるシーンなど、興奮すること間違いなしだ。そして楽しい見学の後には、もっと楽しい試飲の時間も待っている。
また、工場によっては併設されたレストランでできたての生ビールや、工場でしか飲めない限定ビールと一緒に、大田垣教授が講義で紹介していたような、ビールに絶妙にマッチする料理を楽しむことができる。
最後になってしまったが、この本についてくる「しおり」がなんともいえずカワイイのだ。ちなみに僕は、この本以外の本を読むときにもこの「しおり」を使っている。
評価(★5つで満点):★★★★★
■キリンビール大学 http://www.kirin.co.jp/daigaku/
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